床下エアコンの電気料金 2019.01.04

本日は床下エアコンの電気料金を検証してみます。

※何やら聞きなれない言葉が出てきますが、別ページで解説しております。

 そちらもあわせて読んでいただければ家づくりの参考になると思いますので是非。

わかりやすいように比較対象として

【灯油ストーブ】

【壁掛けエアコン暖房

床下エアコン暖房

の3種類を検証してみます。

比較条件として【壁掛けエアコン暖房は、深夜電力を使わずに従量電灯契約のみとします。

対象物件としては『熊谷佑人邸』の燃費計算結果(QPEX)を利用します。

エアコンの機種としては昨日紹介した パナソニックのCS-X408C2を使用するものとします。

暖房の設定温度は20度で設定しました。

 

1.アメダス地点 新潟

・省エネルギー基準 5地域

2.外皮性能基準値 計算結果
外皮平均熱貫流率 UA値[W/㎡K] 0.22
・総熱損失量 q値[W/K] 122.39
・相当隙間面積 C値〔㎠/㎡〕0.3 (実測値) 

3.暖房エネルギー消費量
・年間暖房負荷[kWh] 1797
・年間灯油消費量[リットル] 205
・年間暖房用電気消費量[kWh] 599

以上が燃費計算結果です。

特に使用するデータを赤で表示しました。

 

灯油料金・電気料金の比較に移ります。

まずは灯油。

現在、新発田市ではだいたい1リットル105円程度のようです。

家まで宅配してもらう価格で計算してみます。

1年間、家じゅうを室温20℃に維持するために必要な灯油が205リットルなので

205×105=21,525

年間暖房費が2万円台だったら、これはこれで安いなと感じました。

灯油の使用量が少ないからなのですが、思っていたより安いですね。

 

つぎは一般的な壁掛けエアコン暖房

年間暖房用電気消費量は、599[kWh]です。
東北電力のホームページから、現在の従量電灯B、50A契約の電気料金を確認しました。

①300kWを超える 28.75円

②燃料費調整費は1kWあたり 0.15円

③再エネ発電賦課金は1kWあたり 2.9円

毎月の電気料金は①~③の合計で計算されます。

基本料金については、灯油暖房としてもどちらにしてもかかる費用なので、加味しないものとします。

電気料金は300kWhまでは安いですが、そこまでは他の電気機器で使用しているものとします。

電気量 28.75円 × 599kWh = 1,7221.3円
燃料調整費 0.15円 × 599kWh = 89.9円
再エネ発電賦課金等 2.90円 × 599kWh = 1,737.1円

合計 19,048円(小数点以下切り捨て)

灯油に比べて1,500円ほど安いです。

 

いよいよ、床下エアコン暖房。

従量の電気を7時間、深夜電力を7時間使用したとします。

床下エアコン暖房では基礎コンクリートに熱を貯められます。

基本料金については壁掛けエアコン同様で加味しないものとします。

従量時間帯:15~22時の7時間

深夜時間帯:0~7時の7時間

 

従量電気 599×1/2=299.5kWh
電気量 37.16円 × 299.5 kWh =11,129.4円
燃料調整費 0.15円 × 299.5kWh = 44.9円
再エネ発電賦課金等2.90円×299.5kWh=868.6円
小計 12,042円(小数点以下切り捨て)

深夜電力 599×1/2=299.5kWh
電気量 11.22円 × 299.5 kWh = 3,360.4円
燃料調整費 0.15円 × 299.5kWh = 44.9円
再エネ発電賦課金等2.9円×299.5 kWh=868.6円
小計 4,273円(小数点以下切り捨て)

従量電気+深夜電力 = 合計16,315

壁掛けエアコン暖房と比較して3,000円程度安くなりました。

 

◆最終結果◆

①灯油暖房 21,525

②壁掛けエアコン暖房 19,048

③床下エアコン暖房 16,315

 

床下エアコン暖房が一番安いことがわかりました。

エアコン一台で快適な温度環境 かつ 電気代も安い床下エアコン

あくまでも通常の倍以上の断熱材に包まれた住宅だからこそ可能な暖房方法です。

シュミレーションですが、参考になれば嬉しいです。