令和7年11月4日 「建てること」よりも「活かすこと」
こんにちは、熊谷建設です。
久しぶりのブログ更新になります。
最近、近所で新築工事を見かけることがあり、ふと考えることがありました。
「やっぱり新築が一番!」
「新築こそが家づくりの花形!」
ほんの最近までよく聞いたことばです。
もちろん、新築の良さはたくさんあります。真っ白な壁、まっさらな床、そして新しい家が完成したときのワクワク感。
建築の仕事をしている以上、その魅力はよく分かっています。
ただ、それでも私たちは今、“新築よりもリフォーム・リノベーションに力を入れたい”と考えています。
なぜかというと、それは「建てること」よりも「活かすこと」にこそ、これからの家づくりの価値があると思うからです。
日本の住宅は、まだまだ住める家がたくさんあります。
特に田舎の住宅は柱梁の構造が頑丈なので
少し手を加えれば、驚くほど快適に、そして美しく生まれ変わる。
断熱や耐震の性能を上げることもできるし、昔の職人の仕事を大切に残すこともできる。
そうやって「古い」を「価値あるもの」に変えるのが、今の熊谷建設のやりたい仕事です。
正直に言えば、新築現場の活気を見て少し落ち込むこともあります。
でも、私たちがやっているのは“流行りの家づくり”ではなく、“続いていく家づくり”。
目の前の一棟に、未来の50年を見据えて手をかける仕事です。
新築が“花形”だった時代から、
「住まいを大切に育てる」時代へ。
熊谷建設は、その転換期にいることを誇りに思っています。
これからも、地域の家と人を温かく支える仕事を続けていきます。
少しずつでも、“活かす家づくり”の良さが伝わっていけばうれしいです。
