200623_住宅の断熱性能とエアコン

断熱性能が良いとエアコンの効きが違う!

 

『新発田の大工工務店が手刻みでつくる暖かい家』

熊谷建設の専務 熊谷佑人です。

 

これまで、快適な家をつくるには壁や床、天井の表面温度を適切な温度に維持することが重要と、お伝えしてきました。

表面温度を適切な温度に保つためには「断熱」を理解しなくてはなりません。

断熱性能を上げると、冬は室内の熱が外に逃げにくくなり、部屋が暖まりやすくなります。

また、断熱性能が低い住宅と比較すると設定温度や風量を下げられるので、エアコンのエネルギー効率も良くなります。

エネルギー効率が良くなる=電気代が安くなると考えて差し支えないです。

夏の場合は高温の外気の影響を受けにくくなるので、部屋を涼しくしやすくなります。

 

断熱性能を向上させるうえで最初に注目したいのは 窓 です。

室内を構成する、天井・壁・床・窓の中で最も熱の出入りがあるのが窓だからです。

日本の窓の多くはアルミの枠+1枚ガラスが一般的です。

アルミとガラスはともに熱を伝えやすい性質をもっています。

断熱性能はほぼゼロと考えてもいいかもしれません。

そのため屋根や壁と比較すると断熱性能が低いため、たくさんの熱が出入りしてしまいます。

対策としては、内窓を追加設置したり、ガラス2枚の複層ガラスにしたり、樹脂サッシにして断熱性能を上げる工夫が必要です。

窓を変えることで家全体の断熱性能がグッと高まり、外気の影響を受けにくくなります。

外気の影響を受けにくいということは、少ない電気代でエアコンが効きやすくなり、快適に近づきます。

 

つづく。