Q値(きゅーち)=熱損失係数

 

これからの家づくりで知っておくと役に立つ 熱損失係数=Q値を簡単に解説します。

こんな便利な係数があるのかと思ってもらえるはずです。

Q値の解説

まずは読み方から

Q値(読み方:きゅーち)

Q値とは=住宅の内側から床、外壁、屋根または天井、窓などを通過して外部へ逃げる熱量を延床面積で平均した値です。

数値が小さいほど断熱性能が高い住宅であると言えます。

UA値(外皮平均熱貫流率)とよく似ていますが、UA値は外皮面積で平均するのに対し、Q値は床面積で平均した値です。

また、UA値は換気による熱損失を考慮しないのに対し、Q値は換気による熱損失も考慮した値です。

換気による熱損失は高断熱住宅では無視できないほど大きな損失になることがあります。

基準の改正で、Q値からUA値で住宅の断熱性能を表すこととになりましたが、Q値の方が現実に近く、使いやすい数値かと思います。

 

Q値を使ってみる

Q値がわかると 目標とする室温に対して、どれだけの熱量(暖房)を加えれば良いかがわかります。

実際に「熊谷邸」を例にとって計算してみます。

①熊谷邸のQ値=0.74W/㎡k 燃費計算ソフトの結果画像↓

②延べ床面積:165㎡

③外気温:0℃ 

④目標室温:21℃ (高断熱住宅であれば21℃でも十分暖かい)

⑤室内発生熱:759W (室内の人や家電他から発生する熱。夜間を想定し、日射は考慮しません。)

これで計算に必要な値がそろいました。

室内発生熱でどれだけ室温が上昇するか?

759Wを延べ床面積とQ値で除します。

759÷165÷0.74=6.2℃

暖房設備を使用しなくとも6.2℃室温が上昇することがわかりました。

どれだけの熱量(暖房)を加えればよいか?

目標が21℃なので6.2℃を引きます。

21-6.2=14.8℃

14.8℃上昇させる分だけの熱量(暖房)を加えれば良いことがわかりました。

どれだけの能力をもった暖房設備が必要か?

暖房エネルギー=外気と室内の温度差×延べ床面積×Q値 で導かれます。

暖房エネルギー=14.8℃(k)×165㎡×0.74W/㎡k=1807W

「熊谷邸」において、外が0℃で室内を21℃にしたい場合、1800Wの熱量を加えればよいことがわかりました。

1800Wとはどのくらいか?

Panasonicの6畳用のエアコンの暖房能力が2200Wあるので、

このエアコンをつけっぱなしにすれば、外が0℃でも室温を21℃に維持できることになります。

「熊谷邸」はこれぐらいの断熱性能を持った住宅です。

是非、完成見学会でご体感ください。

 

告知:完成見学会を開催します。

日時:2月23日(土)・24日(日) 9:00~

場所:新発田市岡田739-1 ㈲熊谷建設の隣の敷地

電話:0254-24-7439