断熱材の異変
こんにちは。
新潟県新発田市の工務店、熊谷建設です。
今日は現場のリアルな話を書きたいと思います。

先日、断熱材メーカー各社から
「グラスウール製品を25%~40以上値上げする」
という発表がありました。
ニュースとして見ると「また値上げか」という印象かもしれませんが、現場の感覚で言うとこれはかなり大きいです。
というのも、住宅は断熱材をものすごく使います。
壁
天井
床
家をぐるっと包む材料なので、1棟で使う量は想像以上に多いです。
その材料が25~40%上がるということは、家1棟のコストにも確実に影響が出てきます。
当然新築に限らず、改修工事リノベ工事でも断熱材は必須の材料です
しかも今回、現場として少し気になっているのは値上げだけではありません。
メーカーは今回
①一時的に新規の見積もりを停止
②受注をこれまでの納入実績レベルに制限
という対応を取ると発表しています。
つまり、値段が上がるだけではなく「材料の流れ自体が不安定になる可能性」があるということです。
これは現場にいる工務店としては、少し緊張感があります。
住宅は材料が揃わないと工事が止まります。
大工さんは現場に入っている
工程も決まっている
でも材料が来ない
こうなると現場が止まってしまいます。
実はここ数年、住宅業界はずっとこの問題と付き合っています。
①ウッドショック
②設備機器の納期遅れ
③建材価格の高騰
コロナ以降、材料の世界情勢の影響をかなり受けるようになりました。
現場にいると感じるのは
「家づくりは世界とつながっている」ということです。
中東情勢が悪化する
↓
エネルギー価格が上がる
↓
断熱材の製造コストが上がる
↓
日本の住宅価格に影響する
昔はあまり感じませんでしたが、最近はこういう流れがはっきり見えるようになりました。
ただ、こういう時代だからこそ工務店の役割は大きいと思っています。
メーカー任せではなく
①材料の情報を常にチェックする
②代替できる材料を知っておく
③材料はできるだけ早めに確保する
④お客様に正直に状況を伝える
こういうことを地道にやるしかないなと思っています。
また、現場で感じている住宅業界のリアルも、このブログで少しずつ書いていこうと思います。
